雨上がりの午後、東の空に二重の虹がクッキリと浮き出た。昨年後半の干ばつから一転して年初からよく雨が降る。特にこの2月は連日の様に夕立がある。報道によればアルゼンチン、ブラジルも穀物が半減状態だそうだ。このパラグアイも大豆が40%減収見込みだ。特にアルゼンチン、ウルグアイの干ばつの影響は酪農に大打撃を与えており、輸出はおろか国内の需給も賄えない状態だ。その点、パラグアイの干ばつの影響は昨年12月に酪農生産が10%落ち込んだが、今年に入っての雨で以前の生産量に戻った。従ってアルゼンチンの国内需給不足分に加え輸出先へもパラグアイ産酪農製品でカバー出来そうだ。世界的な金融危機から世界大不況が深刻化してきているが、それに加えて食糧危機も加われば国家エゴによる保護主義の動きが加速するだろう。
▼近頃、韓国ドラマを良く見るようになった。ここパラグアイでも「海神・チャンボゴ」「チャングルの誓い」を2つのTVが放送している。これらはNHK・BSでも放送したので、スペイン語版があると言うことは勿論、英語版もあるのだろう。マンガ、アニメは日本を代表するものだが、日本のドラマが海外で放送されたのは「おしん」位しか思い浮かばない。日本と韓国のドラマを比較するとキムチ&プルゴギの韓国料理とタクアンにお茶漬けサラサラの民族性、文化の違いを実感する。韓国ドラマは、波瀾万丈のストーリーで中身がコッテリと濃く面白い。
ストーリーの基本にあるのはまさに"恨"でその復讐に全身全霊を賭ける主人公たち。その"恨"の原因となる過酷な苦難が執拗に描かれる。その辺は我々お茶漬け民族にとってはやや重い。韓国ドラマがパラグアイに迄、放映されるようになった背景は、国を挙げての映画産業促進政策があった。韓国の中年以上の人たちの嫌いな国のトップは日本だが、20歳代の回答ではアメリカ、北朝鮮、中国、日本という順番になる。その一番の理由がワールドカップ日韓共催効果だという。その時、初めて両国の若者が相手チームを応援したことによる。韓国政府は最近迄、日本の文化植民地になることを恐れて日本映画や音楽、日本語のラジオ・テレビの視聴を禁止していた。しかし、昨今は韓国経済の興隆で日本コンプレックスが消えたことから日本文化の輸入制限を大幅に緩和した。結果、両国の文化が自由に広まっていった。 何より、国家戦略が不得手な日本と違い、しゃにむに突っ走る韓国の文化戦略、ムムムッ...