長かった暑い夏もようやく終わり、ここパラグアイも涼風が吹いてきた。
昨年末から進めてきたイグアス神社(仮称)境内の管理人用の家が完成、来週から若いパラグアイ人夫婦が住む様になった。
アスンシオンからここイグアス神社迄283kmある。僕ら夫婦は月に1週間程度、将来の社務所用の小さな家に泊まるためルータ2号線(サンパウロにつながる国際道路)をぶっ飛ばして来る。ーと言っても20年モノの中古車(トヨタマーク?90年型)だから、せいぜい130km程度しか出ない。この車はイグアスで動き回る時の専用車として今年2月、知人から買ったのだが、往復時、結構荷物が多いのとディーゼル車で燃費がいいので往復の足として使っている。アスンシオンではトヨタクラウン(ガソリン車)を使ってきたのだが、これまた20年もののクラシックカーだ。
国際道路といっても片側1車線しかなくその狭い道幅を大型トラックや大型バスなども一緒に走っているので、前に荷物を満載したトラックでもノロノロ走っていればたちまち長い後続車の列がつながる。対向車が次々走って来るので追い抜くのも容易ではない。
アスンシオンからここイグアスまで4時間かかる。せめて2車線でもあれば1時間は短縮出来るのだが...。
境内の当面の課題は雑草退治だ。夏40度にもなる当地の雑草はちょっと油断するとあっという間に身の丈にもなる。この夏、除草剤を3度、散布した。
それでもしぶとい雑草は、中々枯れない。結局、人夫が鍬で熱暑の中、黙々と草を刈る。刈ったそれら雑草を数カ所に集めて燃やす。そしてデコボコの地面を平に均(なら)して、やっと、芝生を植える事が出来る。
これから涼しい秋から冬に向かう。悪戦苦闘の雑草退治が終わって、色々な樹種を植える絶好の植樹の時期だ。
鳥居から境内中央部分のお社地点に続く参道の並木に櫻を植えようと考えている。ご神木としての楠を植える場所も決めなければならない。
先般、アスンシオンのパルケ・セミナリオ(カトリックの旧神学校公園)で上空に観た「契約の虹」の事を紹介しよう。
いつもの様にパルケセミナリオでのウォーキングを終えて鉄棒の所で柔軟体操をしながら「イグアス神社」(仮称)の"空中神社"のことを考えていた。前後の屈伸運動をしながら後ろに背を曲げて木々に浮かぶ上空をぼんやりと見上げた。ーと、ナ、ナント半月状の虹が出ていた。慌てて屈伸をやめて改めてじっと空を眺めると小さなはぐれ雲にぽっかり半月状の虹がかかっているではないか? 虹は雨上がりの後等に彼方の地上線から大きく出るのが普通だが、雨の気配もないパラグアイ晴れの青い空に浮かんだ真上の小さな雲にかかる虹など見たことも聞いたこともない。空全体で見える雲は上空のちぎれ雲だけだ。
ハッと気がついた。旧約聖書の創世記には、虹は、神と人、天と地を結ぶ架け橋、契約のしるし、だと記されている。
そうか、天は"空中神社"のことを約束して下さったのだ。深い感動がこみ上げてきた。ー
まだまだ道のりは長い。