「村の鎮守」といえば、日本人にとって懐かしい故郷を連想するシンボルだ。予てからイグアス日本人移住地内に準備が進められてきた鎮守の杜・イグアス神社の地鎮祭が7月17日(金)午後2時、上田良光宮司(東北学院大学教授•磐椅神社宮司)により厳かに挙行された。
当日は前日の雷鳴混じりの大雨が奇跡的に上がり、澄み切った青空が一杯に広がった。
集まった近隣の日本人移住者21人が用意された玉串を奉納し、オラガ村の鎮守様の完成を祈願した。
上田宮司は当神社を伊具阿須神社神靈と命名し、世界1の大瀑布イグアスの滝の水神様の降臨儀式を執り行った。
これで名実ともイグアスの大滝の水神様がご祭神となられた。
地鎮祭が滞りなく終わった後の直会(なおらい)で鎮守の杜計画を故・久保田洋史氏らと進めてきたミチオ高倉氏は、「当神社を当地住民の氏神様として皆さんで護り育てて欲しい」と語るとともに出雲大社に参拝した経緯から天空神社造営計画も公表した。同氏は出雲大社に古代、現在の24mの倍の48m(一説には96mとの説もある)もの空中神社があったことを紹介した。当地に天空神社を造営することによってパラグアイを代表する観光神社としての集客効果についても説明して「レンガ1個の天空神社協力」の運動を幅広く要請したい、と語った。
尚、当境内には昨年12月8日、ユーカリ材の神明鳥居が立てられた。当鳥居は日本・パラグアイ交流協会(会長・ミチオ高倉)の専務理事・事務局長の熊本武一氏(千葉市在住)からの寄進によるもので、鳥居の他、将来の社務所、管理人住居なども建てられている。
現在では単に「神道」という場合、神社神道を指す。
神道は日本国内で約1億600万人に支持されており(文化庁『宗教年鑑』)、そのほとんどが神社本庁によって包括されて約85000の神社が登録されている。
かの有名な歌人・西行法師は、“なにごとのおわしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる” という一首を詠んでいる。 神社神道には教典は存在せず、『古事記』や『日本書紀』などの神典にのっとり祭祀をおこなう。祭祀の担い手となるのは神職であり、神社本庁の定める研修を修了した者に資格が授与される。
神社神道という言葉は比較的新しい言葉である。明治以降、教派神道と区別するためにつくられた。
天理教、金光教、黒住教などは教派神道と呼ばれている。