ついこの間まで、餅つきは、どこでも見慣れた暮の風物詩だったが、昨今は、中々見られなくなった。縁者や近隣の人々が手伝い、寒空の中、朝6時から、始まった。

暮れの風物詩だった。都会では、餅つきの習慣が消えて久しい。しかし、最近では、田舎でも、餅つきが行われないとかで、この増島家でも、山梨の親戚に、餅を送ってやるのだとか。これでは、食料自給率アップも難しい実感だ。この日のため、準備が、数日前から行われ、キビ餅のキビは、埼玉の農家に、1年前に注文していた。当日は、朝6時からスタート。家族、親戚、近所の応援、常連の総勢20名。4.5俵の餅を突き上げたのは、午後3時近くになった。
この間、ひっきりなしに訪れる客に、つきたての餅が振舞われる。これが、又、うまい。子供たちは、庭の築山や、家の中まで入って、遊びに興じる。若手の男性がつく当番、女性陣は、餅を、見る見るのし餅や、鏡餅に整えたり、客の接待やら大作業だ。
作業が終了した。さあ、これからが、大宴会だ。庭先に設えられたテーブルを囲む。ビール、お酒、そして、料理。おいしいし、良い雰囲気だ。話に花が咲く。立つのも、忘れる程。そして、つきたてのお餅、取れたての野菜を頂戴し、帰路に着いた。お腹一杯、遊び疲れた孫たちは、既に、白河夜船だ。何と素晴らしい経験だったろう。忘れていた何かが、ジワット広がってきた。やはり、お餅は、練馬に限る。