主催の日本料理研究会(三宅洋子会長)は、戦前、昭和5年発足の日本料理研究団体として、80年間も頑張っている。過去を守り、現在の要求に応え、未来につなぐ匠みの技の伝承と進化を担ってきた貴重な存在だ。保坂は、世界に誇る日本の食文化を守るには、調理師とその技術、そして、そのお店を守る運動に参加してきた。この日も、北海道から沖縄まで121名の調理師が、所属の調理師会の名誉をかけて頑張った。兄弟弟子の協力を得て、仕事を終えてから毎夜、構想に1年かけた作品の修行をしてきたと言う。当日、その技を披露し、激しく競い合った。審査結果は紙一重の差で,賞が決まった。郷土料理からは、その土地の香りさえするという。いずれも見事な出来栄えで、中華料理にも西洋料理にも決して負けない歴史と伝統が随所で感じられた。いずれ景気が回復し、お客様が戻ったとき、調理師やお店の心意気が、皆様をお待ちしているだろう。
今日は、まだ見ぬ貴方の為に腕を磨く若い力を見た。さわやかな一日だった。