信州そば、出雲そば、わんこ、白河、全国にそばの名物はたえない。原産地中国のそばが、日本食文化の先頭を走る伝統食品なのだ。その全国大会が宮崎で催された。
全国の麺類団体の長は、東京都麺類生活衛生同業組合・理事長の鵜飼良平氏だ。
上野の藪の旦那で、そば店の東京の大将が、今、全国の長として頑張っている。
日本そばは、健康食品で、衛生的で、庶民からトップまで四民平等の食品として育ってきた歴史は、匠の技と共に文化の一翼を担うまでの隆盛だ。不況に強いそば業界などと云われるが、昨今何があるか分からない。組合を形成し、力を出し、知恵を出し合って難局を走破する。ロマンと現実を綾なして、他に負けない業界体質を作って行きたいと、例年、麺産業展を開催したり、全国各地で大会を開いてきた。
今年は、あの東国原知事の宮崎市だ。一昨年の沖縄も、日本そばの組合が無かった。日本蕎麦を扱う店はあっても、沖縄そばは、そば粉を使わないので、(30%以上の含有の無いそばは、正式には、日本蕎麦といえない)、ラーメンに近いのではとの声の中、そば打ちや、商いに差別なしと組合を作り、全国大会で乗り込んだ。今年の宮崎も、麺類の専門組合がなかった。食品衛生協会や指導センターのお力添えを得て、開催にこぎつけた。大会で、東国原知事から、組合が無いのはまずい。早速作ろうと県内関係者が促された。
国内で、そば粉の調達が困難と見るや、中国内モンゴル地方でそば粉を栽培させ輸入させるなど先人と共に苦労をしてきた。日中国交が回復される前に事業展開し、既に46年、間もなく半世紀を迎える。このような努力を、歴史を持つ団体が続けている。南国宮崎で、その一瞬を垣間見た。勉強になる。