今年の歳時記

知的障害者のスポーツをご存知だろうか。今、パラリンッピク大会の開催を目指す中、改めて関心が高まっている。

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障害者スポーツは、パラリンピック大会など国際大会を経て、近年、大変盛んになった。しかし、知的障害者スポーツは、指導者や保護者の苦労は筆舌に尽くしがたい。

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精神薄弱を、1998年の法律改正で、知的障害と呼ぶようになった。一般的には、日常生活や学校生活の上で、頭脳を使う知的行動に支障がある障害者をさす。

重度から軽度まであり、近年は、多くが市民生活を共有する。54万人が想定される。特に、運動能力と知的指数は関連していると見られていたが、障害者スポーツなどを通して、競う喜び、勝つ楽しみ、ルールを覚え、悔しさと笑顔を取り戻す子ども達の姿は感動的だ。社会への参加、共同生活への順応がゆっくり前進している。

日本知的障害者水泳連盟は、1999年6月に設立され、今年が、丁度10年だ。現在、保坂が会長を務める。今では、横浜の国際プールを使う日本選手権大会は、12回目となる。毎年、世界大会にも参加し、強化合宿の成果も出て、世界新を始め日本選手団のレベルは高い。今年は、9月に「アジアユースパラゲームス」が東京で開催、来年は、「アシアパラリンピック」も開かれ、選考会を兼ねて、先ほど、日本選手権大会が、世界屈指の横浜国際プールにて開催された。

神は、総ての人間に平等に力を与えた筈だ。しかし、知的障害を持つ子どもにはその開花するチャンスが恵まれない。保護者の決断と、指導員に巡り会える機会等々、時間や経済的負担など数多くのハンデを乗り越えて、運命と水面と戦う日々だ。泳ぎも知らず、水面に飛び込む等夢のようだった。指導者の皆さんの、愛情込めた驚くべき努力の教えを受けて、今は,完泳し、勝ち、メダルを取り破顔一笑、我が子が、何と大きく見えることだろう。障害者スポーツのリハビリ的な要素と異なり、知的障害者スポーツは、総て創造なのだ。連盟の運営は厳しいが、名誉顧問の日本水連会長の佐野和夫先生を始めとする役員諸氏の支援は、知的障害者スポーツ前進のエネルギー源だ。なお、各クラブの指導員、日本選手権の総てを取り仕切る、平尾静子会長の神奈川水連、横浜市等のお力添えは忘れられない。

それにしても、これだけの世帯を維持し、保護者や関係者のやる気に灯をつけ続ける、YMCAの及川栄子さんは、我が連盟のマザーテレサだ。

私達の願いは、2016年東京オリンピックの開催と、同時開催のパラリンピック大会に参加し、日の丸を揚げることだ。

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水が怖い、飛び込めない、最後まで泳げない。その子供達が、これ程までに成長を。
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