都内初の人工浜辺を造った大田区が、東京湾の稚魚放流事業に、中学生を参加させて、東京湾に生きる街を教えている。保坂は、釣振興会長として主催した。
東京湾に面している区は、江戸川、江東、中央、港、品川、大田の6区、それぞれが、東京湾・海との共生を模索している。たまたま、東京湾遊漁船協同組合 (釣り船の団体、飯島正宏理事長、組合員43人)が、かさごの稚魚を22年間継続して東京湾に放流してきたが、大田区が、中学1年生の正規(総合学習)の授業に組み入れると決定し、区民からも万来の拍手を受けて支持され、もう、8年目となる。日本釣振興会東京都支部(保坂が支部長)も、東京湾への黒鯛の放流事業を長くやっていきた関係から、物心両面でお手伝いをさせて戴いている。この日も、38、000匹の稚魚が、香川県栽培センターから鮮魚配送トラックで早朝着いた。幸い、天気は上々、大森1中の1年生120名を待つ。かさごはその勇士から、江戸時代から珍重され愛されていた。稚魚は、すずきの好餌になるなど成魚になる率は低いが、関係者の祈りと共に、中学生が放流したのだ。子どもたちは、水筒を持ち、ライフジャケットを身に付けて、興味津々、釣り船5艘に分乗して、東京湾中央部へ。
又、乗船した「ふるさとの浜辺公園」は、人工入り江、白砂の浜辺,人工干潟をしつらえた自然公園、都内初の区立の海浜公園で、整備されたばかりだ。京急・平和島駅のそばにある、新しいスポットで、区は、実に努力されている。「海苔のふるさと館」は、往時、この辺りで、江戸前の海苔が採れたことも教えてくれる。
真っ黒に日焼けした中学生は、今日一日が良い経験になるであろう。
そして、大田区が、自然公園を何故造成したか。又、釣魚関係者が、何故、水辺を清掃したり、稚魚を放流したりしているかを、是非、理解してほしいものだ。
海や魚との触れあいを通じて、生命と自然の大切さをしっかりと身に付けて成長して欲しいと、一同、心からねがった。「かさご」に負けるな。