
遺族会といえば、都内59の自治体に総て結成されている。その連合会(会長・宇田川剣雄氏)の新年会に出た。上部団体の財団法人・日本遺族会(古賀誠会長)のお膝元だけに、規模も大きい。九段会館は、元軍人会館だが、遺族会に国が総て一任している文化的な施設だ。
この日も、ここで、盛大に新年会が開かれた。毎年、保坂も招かれ、各支部の幹部と懇談する。戦後結成された遺族会は、遺族の生活を守り、遺骨を海外で収集したり、英霊を慰め感謝の誠を捧げてきた。しかし、戦後も60年以上が経過し、会員の高齢化が進んで深刻な事態にあるという。
今日の日本の繁栄に身を捧げた英霊のお気持ちを忖度し、遺族会をいつまでも守らねばならない。ところが、この日は逆だった。保坂さん、選挙準備で疲れているだろうからマッサージをしてやるよと、ある幹部が言ってくれた。冗談だろうと遠慮していたが、とうとう世話になってしまった。何とももったいないことだ。感激したが、すっかり肩が凝ってしまった。
九段会館の窓から入る浅い春の木洩れ日が、何ともやわらかだった。