自民党本部の優秀党員や団体の表彰は、1月の党大会で行われる。全国100万人党員の中から顕著な実績を認められた者が該当者になるのだ。特に、総裁表彰は、簡単に出ない。
11日、今年度受賞した武蔵野支部の榎本春夫氏の受賞祝賀会が、早くも開催された。しかし、今回の谷垣総裁は総理大臣ではないのが、何とも悩ましいところだった。
榎本氏は、地元農協の総代で、35年に亘り支部活動に協力してくれたのだ。武蔵野市は、菅副総理の地元、昨年は、市長選に続き、都議選、総選挙と連敗し、支部長が交代した程、自民党が苦労している。
この日、石井一徳支部長は「自民党の人気が、今一つ回復しない中、こんなに喜んで頂き、責任が倍加した」と、一層の努力を誓った。そういえば、JA東京も、農協全国団体・全中が民主党支持に傾斜しているだけに、大変に苦労されていると聞く。
武蔵野市は、都心に近く、都市農業が岐路に立つ原点だ。相続問題も、後継者問題も山積する都市農業諸課題として、政治とのかかわりでの支援が必要なだけに、自民党は責任が重い。
JA東京中央会の会長で、全中副会長の加藤源蔵さんが亡くなられた。練馬区から都議会議員にも出られ、都市農業を守るために、生涯を捧げた偉大な指導者だった。折から、文京区の護国寺で葬儀が執行されたが、あたかも「榎本さんを助けて、保坂君頼むよ」と言われたような気がした。
農業問題で、自民党が信頼を失ったら再起は難しい。今回の祝賀会は、そんな時期に行われ、大変に有意義な催しになった。