最近考えたこと

甲子園の高校野球は、日本の夏の風物詩。あの開会式で「栄冠は君に輝く」の大合唱と入場式は、胸が熱くなる。さてさて、音楽の効果とは凄いものだ。

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実は、日本の国民的行事の全国高等学校野球選手権大会のテーマソング「栄冠は君に輝く」の作曲者は、古関裕而(こせき・ゆうじ)さんだ。若い生命が、夏空の下に躍動する。春秋に富んだ限りなき可能性がぶつかり合う、何と、スポーツとは良いものだ。そして、この大会の最中、8月15日、終戦記念日を迎えると、試合を中断し、球児と5万人の観衆が息をとめ、戦争犠牲者に黙祷を捧げる。何と、平和とは素晴らしいものなのだろうかを知る。そして、スポーツが象徴してくれる。そう云えば、NHKのスポーツ放送のオープニングテーマの「スポーツショウ行進曲」も古関先生の作品で、日本の行進曲王といわれている所以だ。今年、丁度生誕100年と聞く。

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今年は、日本のマーチ王、作曲家・古関裕而先生の、生誕100年だ。

それにしても、古関先生の音楽が、スポーツをどれだけ盛り上げてくれていることか、聞けば聞くほど感服する。いよいよ、10月に決まることが期待される東京オリンピック、かって、昭和39年、日本中が、涙が出るほど感激した東京オリンピックで、各国の選手が入場したとき、何度も繰り返し演奏が続いた行進曲は、古関先生の会心の作だった。東京オリンピック成功の,陰の功労者だ。

更に、名曲、早稲田大学応援歌の「紺碧の空」も、プロ野球の代表的な応援歌、阪神タイガースの「六甲おろし」も、巨人軍の「闘魂こめて」もそうだ。先生の手による名曲は、常に清々しい旋律で、健康的で、スポーツの醍醐味を倍加させる大いなる効果を発揮してくれる。「古関マーチは、スポーツの味の素」と言う人がいる。全く同感だ。私は、古い名曲も好きだが、時代を反映した古関先生の軍歌、「露営の歌」「暁に祈る」「若鷲の歌」「ラバウル海軍航空隊」も、軍歌にある筈がないヒューマニズムを感じる。戦時中の歌謡曲の「愛国の花」は、哀愁さえ感じる名曲、当時、よく許可されたものだ。今でも、アジア各国で、年配の人が、日本語で歌い、涙するのだ。

今、色あせない不朽名曲、古関マーチや数々の曲を聴くに付け、人間の空腹を満たすものは、食料だけじゃない。人間の心を癒し、奮い立たせる力とは、何か。

答えは、人の心に届く言葉ではなかろうか。音楽や芸術、そして、スポーツ競技の数々も正に感動の言葉ではなかろうか。今、総選挙を迎えるに際し、人の心に響く訴えと、行動の重要性を痛感する。

戦後65年、「何だかんだ云いますが、良い世の中じゃありませんか。」サントリーの缶コーヒーの名コピー。ゴリラに言わせていた。

私達の先人は、戦後、総てを失って再スタートした時、古関裕而の「長崎の鐘」と「高原列車は行く」が、唯一の栄養剤だった。忘れまじ。

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