最近考えたこと

八ツ場(やんば)ダム建設中止に見る、民主党のムダの決めつけ。公約だから工事中止では説明が付かない。43年間の関係者の苦労を誰がつぐなう。

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小選挙区制の選挙は、結局は、サービス合戦のオンパレードになる。恐れていた通りだ。世の中は、タダや、頂けることには悲しいほど弱い。政党が、その心理につけ込むのは、霊感商法か利益誘導の公職選挙法違反だ。

又、「ムダ」な公共事業中止も、大きな問題がある。先ず、ムダという判断基準が分からないのだ。問題の、群馬県の八ツ場ダムの建設中止などは重大な問題だ。事は、関東地方1都5県住民の3000万人の水道水確保や治水の安全対策だとしたら、「ムダ」と簡単にかたづけられたら恐ろしい判断だ。同ダム計画は、既に着工以来43年、あと6年で完成できるところまできた大事業だ。同じ時期に着工した奈良県大滝ダムも反対があり、「東の八ツ場,西の大滝」と言われたが、すでに完成し、試験注水が行われている。奈良、和歌山両県の洪水対策、水道水、工業用水の確保、更に電力発電を行い、又、新たな観光資源となっている。できてから、壊せという運動はない。

青島都政の失敗を学べ。政権公約は、「八ツ場中止」だけじゃない。

そういえば、平成7年、青島都知事が、公約だと中止した臨海部で開催予定だった「世界都市博覧会」は、開発促進の日日の工事や努力の様を公開しつつ街づくりを促進する画期的な博覧会だった。結局、青島さんの鶴の一声で中止し、東京都職員が、340億円の損害賠償金を世界中にお詫びして配って歩いた前代未聞の事件だ。失われた東京都の信用問題もあるが、何が残ったかというと、2期目の青島都政はなく、臨海部の開発が20年遅れ、都民の大きな損失だけだった。今頃、草葉の陰で、青島さん、「シマッター」と云っているように聞こえてならない。

八ツ場ダム建設では、受益住民の東京都も、457億円を拠出しており、石原知事が、勝手に計画を中止したら、国は全額を返金せよと述べたのも一理ある。だが、金銭で補償できない関係住民の半世紀に及ぶ生活破壊や、生活再建を、誰が、救済するのか。首都圏の洪水や飲料水への安全対策は一体どうするだろうか。民主党は、速やかに答えねばならない。

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