昨年秋、総裁選挙で圧勝した麻生さんは、いざ解散・総選挙という時にリーマンブラザーズの破綻に始まるアメリカ発の世界同時不況に見舞われた。解散を封じ込んで必死に脱出策を試みた。やっと明るさが出たという時期での解散。だが、国民の評価を得られず政権は倒壊した。さて、将来の歴史家は、この選択をどう評価するのか。
ところで、まだ元気が出ないのが中小企業だ。このきつい時期に、頼りは、朝野(ちょうや)挙げての金融対策だ。幸い、政府のセーフテーネット支援や信用保証協会を通じての金融支援で約100万件が救済され、大きな効果が出している。この中で、最も頑張っているのが地域金融機関だ。この日、保坂は、東京の東部地域を中心に、中小企業の支えになっている、東京東信用金庫(ひがしん)が主宰する「21世紀の中小企業を考える会」(鈴木代表)の会員大会に出席し、講演と懇親会での意見交換をした。年1度だが、今年で11回目だ。第2部では、評論家の田原総一郎氏の講演が待つ。ゲストは、額賀福志郎氏、松島みどり氏、山崎昇墨田区長そして、保坂。それぞれが講師として、所見を発表する。後に、まとめられて冊子となり、会員に配布される。
当金庫は、合併し80拠点を、都内、千葉、埼玉に展開し、徹底した中小企業支援にスタンスを置く。経済産業省、東京都、自治体が中小企業支援のパートナーとして頼りにする存在だ。最近は、東京海洋大学、早稲田大学との包括連携や、経産省の地域力連携拠点の指定も受け、ビジネスフエアを両国公会堂で開き5000名が参加、マッチングで370件の実績を挙げたり、常時は、インターネットで顧客を紹介したり、中小企業支援策は、金融支援から一歩踏み出す広範、積極的な展開で、企業、従業員、地域全体の体力強化に貢献、益々、頼りになる存在となっている。雨が降った時に、傘を取り上げる都市銀行の基本的な体質に、同業者から警鐘乱打しているように想うのは、小生だけだろうか。
おそらく、今も全国各地で、地域信用機関が必死で頑張っているであろう。負けないぞ、われら日本の中小企業。