最近考えたこと

1丁目1番地の重みを考えよう。 沖縄問題で、社民党が政権離脱をした。福島党首は、「自衛隊の県外移転は、社民党の1丁目1番地」と述べ、説得に応じなかった。その考えには賛成できないが、政党や政治家の姿勢としては、私たちも考えるべき姿を見た。

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鳩山前首相は、人の心を何だと思っていたのだろうか。自民党政権が、故橋本龍太郎総理の時、普天間基地の危険な状況を、一刻も早く解決するため、日米で名護市のキャンプシュワブへの移転策を合意した。その後、14年間かけて沖縄県知事、名護市長、県民が、ぎりぎりのところで合意してくれた苦渋の打開策だった。そして、環境影響評価調査(アセスメント)に入る寸前だった。

ところが、昨年の総選挙前の7月、鳩山代表は、「最低でも、県外移転を約束する」と突然に県民に公約した。これは、明らかに公党の公約だ。既に当時、選挙の情勢は、民主政権誕生が決定的な状況で、この沖縄県民の心底に踏み込んだ発言は、票を集めるには大きな効果があった。しかし、寝ていた子を起こすように、戦後65年の経緯を背景とする県民の民族論に火をつけ、心の封印を切ったのだ。

考えてみれば、昭和20年6月、沖縄戦が終わり、日本本土での日米戦闘は、沖縄県民の甚大な犠牲の下、終了した。その後、戦後65年、米軍が沖縄に居続けている形だ。沖縄経済は、確かに在日米軍の恩恵はある。しかし、いかに友好国になったとはいえ米軍の半世紀を超えて継続する存在は、戦後が終る1丁目1番地の問題が解決に至ってないのだ。正直返す言葉も無い。

私達は、沖縄県民に無神経でいてはいけない。時に県内で話すと、沖縄独立論まで出る。これ以上、国内で、不信感を増幅させてはならない。沖縄の犠牲が、日本全体の安全を確保するために必要不可欠の現状なだけに、説得理解を求めるしかない。

鳩山首相の言動は、万死に値する愚挙だ。元々、社民党と民主党の安全保障論は水と油。なのに、鳩山首相は、社民党や福島党首にまで淡い期待感を抱かせ、取り込み、裏切り、切り捨てた。ひどいことを平気でやるものだ。

結局、5月一杯の合意は、鹿児島県民を含む地元沖縄県民の大反対の条件下での日米合意となり、まさに実現不可能な事態となった。問題の普天間基地では、毎日、事故の危険性にさらされている。一発の事故で、日米協調破綻にまで進む危機に充ち、日本の安全保障全体が揺らいでしまう。

鳩山総理は、正に、沖縄問題の1丁目1番地を忘れた犯罪行為だと思える、重いものだ。

1丁目1番地論は、感情で流されてはいけない基本論だ。もとより、社民党の化石化した非武装中立論に賛成できるはずは無いが、政治家・福島党首の示した姿勢には、一本筋の通ったものを感じてならない。

その上、辻本清美国土交通副大臣も辞任したが、国民新党の下地衆議院議員は、県民の心を裏切ったら直ちに辞職とぶちまくっていたのに、今は、だんまりを決め込んでいる。彼の1丁目1番地は、融通無碍なのか。

私達も、今こそ、我が党にとって1丁目1番地が何辺にあるか、全員で考えなければならない。それを怠り、小異にこだわり、或いは選挙だけを考え、拙速に離党する風潮に歯止めもかけたい。

そもそも、出て行った人は、いつも、いつの間にか復党している。

  

器用だが、実にかける。そして、5回も政党を渡り歩いてきた菅新総理、、彼の1丁目1番地はあるのだろうか。

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