最近考えたこと

【震災後を考える】まるで原爆が落とされたようだ、誰かが言った。言い過ぎとも言えない惨状と被害の拡大におののいている。だが、次を考えないと。

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地震発生後10日を経た今日、現在の犠牲者と行方不明者は、21,000人を超えてしまった。大参事だ。地震、津波、放射能の被害におののく犠牲者を考えるといても立ってもいられない思いだ。

毎日が、気分が重い、原発の恐怖、被害者の救済と支援、被災地の救援、問題が山積する。

一体、日本の社会、日本人は立ち直れるかと不安が募る。

しかし、この惨事が、果たして史上最大の惨事なのか。確かに、過去には、我々は、大きな惨事を何度も凌いできた。これらは、決して奇跡ではなく努力の結果で、誇りでもある。しかし、被害を、本当に、最小限に、しかも、短時間に押さえ込んできたのだろうかは、正直、分からないのだ。

そこで、常に考えねばならないのは、次のリスクにどう対応するかだ。 今、巷で言われていることは、指導者の誤りと、事に当たっての連携ミスによる対処だ。ただ、口から出る言葉は、「想定外で」、これでは、何も出来なかった言い訳の列挙だ。

リスクは、天災だけでない。テロや感染症など、比類なき人類の危機が潜んでいる。想定外などという事態は、決してあってはならない。かって、ドイツは、攻撃を受け、劣勢に陥った状況の中で、戦後の復興のため、学者、技術者を糾合して、調査や新規の計画策定に取り組んでいる。

空襲中に街の上空を訪れた飛行機は、相手国機だけでなくドイツの学者を乗せた調査機だったという。恐ろしいほど冷静で、歴史の分断を回避しようとする意志か試みか。

日本にも、震災などによる原子炉トラブルは、過去にもあった。何故、学習効果が無いのか、官・民、中央・地方、日本・海外などの連携がとれないのか。今回の被害拡大は、最早、人災であると言いたい。

民主党は,マニュフェストに「国家緊急事態管理庁」(FEMA)を立ち上げるといっていたが、いつの間か忘れ去っていた。アメリカなどで成功し、国家的危機に逢った際、省庁の縦割りを排除し、中央と地方の連携も可能にし、軍隊も民間や研究機関も巻き込んで、即応できる常設機関の力を養っておく発想なのだ。

これがあれば、今回の様な複合的危機にも即応できた筈なのだ。それぞれが有する力を十分に発揮させるオペレーションが出来るのだ。

私は、この機関の重要性をかねたから主張してきた。尊敬する元内閣安全保障室長の佐々淳行氏の持論だったからだ。石原都知事も口にしていた。今からでも遅くない。新しい9.11の教訓を土台に、次なる危機に向かって総合的な緊急事態への一本化された常設機関の設置を急ぐべきだ。

尚、アメリカのFEMAは、復興まで担当する、4,000人規模の常設・横断機関なのだ。

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